ツボ押し

人間の体にはたくさんのツボがあるのはご存じだと思います。そんなツボですが、多汗症に効果があるツボもあります。
多汗症の治療というのは、何も病院での手術だけというわけではありません。このツボを押さえて刺激することも治療のひとつです。

 

ツボへの刺激は、昔から行われてきた自然な治療法であり、手軽にできる副作用のない確かな方法です。
ツボは病気によって場所が違い、そこを刺激すると症状を改善するという治療法です。

 

多汗症にも押さえるべきツボがあるのです。そこを押さえることで
汗を抑えることができます。また、不安や緊張を抑えるツボを刺激することで、
精神性多汗症対策にもなるのです。では多汗症に関するツボをいくつか紹介しましょう。

 

○陰げき(いんげき)・・・手のひらの小指側、手首から人差し指、1本分だけ、肘側にある。からだの熱をしずめてくれる。

 

○後谿(こうけい)・・・・手を握りしめた際、小指側に飛び出しているところ。熱をしずめる効果がある。

 

○身柱(しんちゅう)・・・首の後ろ、付け根にある、大きく飛び出た骨から、背骨を三つ、下がったところ。からだの熱をしずめてくれる。また自律神経を整える。

 

○合谷(ごうこく)・・・・親指と人差し指の間にある。熱をしずめてくれる。

 

○復溜(ふくゆ)・・・・・くるぶしの内側、中心から、指三本分上がったところにある。アキレス腱の淵。体内の水分をコントロールをしてくれる。

 

 

これらのツボを自分で押すことで、多汗症の症状を改善できます。

 

お金もかからないですし、手軽にできますから精々行いたいものですね。
ただ、即効性はありませんから、このツボ押しを習慣にして気長に症状の改善を図っていきましょう。

皮下組織掻爬法の解説

多汗症やワキガの治療方法に「皮下組織掻爬法(ひかそしきそうはほう)」があります。これは汗腺を抜き取る治療方法です。
わきの下の中央部に、メスで数センチだけ切開し、そこからキューレットと呼ばれる刃つきスプーンのようなものを差し込んでいきます。
そして皮膚の裏側をこすって汗腺を取り除くのです。皮膚の裏側には、アポクリン汗腺、エクリン汗腺、そして皮脂腺があります。

 

これらがワキガや多汗症のもとになる汗腺であるので、これをこすり取るのがこの手術なのです。

 

この皮下組織掻爬法は、メスを入れますが、シワに沿ってほんの小さな切り込みをいれるだけですから、ダメージは少なく安心して受けられます。

 

しかし、手術を行う医師としては
皮下組織掻爬法というのは、皮膚をほとんど切らないために、大変難しいものであるようです。
小さな穴から、手さぐりで
わきの下の皮膚の裏を、多方面にわたって引っ掻くことは、けいけんが必要であり熟練した技術がないとできません。
上手くいかないと周辺の皮下組織を傷つけてしまう恐れがあります。そうなると術後の回復にも時間がかかってしまいます。

 

かといって余りにも慎重ですと腺類が取り切れないこともあります。このような手術なので、
皮下組織掻爬法というのは汗腺が完全に取りきれる手術とは言い切れないようです。
しかし、手軽であり、傷跡が残りにくい、また保険適用治療法ということもあり、この手術法を希望する患者さんは多いようです。
しかし、完全に治療したいと望む人には不向きな治療方法と言っていいでしょう。

 

 

多汗症は人により症状が違うものです。そして自分がどこまで治したいのか、また
どのような治療方法があっているのか、これは重要な問題です。

 

皮下組織掻爬法がその人に相応しくないケースも出てきます。治療を始める前に主治医と十分に話し合うことが大切です。